作ってみよう!「工作の時間」

入手しやすい材料、工具で出来る工作を説明してゆく「参加型」ブログ。  ご意見、ご質問はお気軽にどうぞ。

加工⑥ ボディー細部の仕上げ 実例2000gtAm

細部の加工は、作ろうとする車種や、求める味付けによって違ってきます。

ご参考までに、私の作例をご覧ください。

 

「筋彫り」

左右ドア、ボンネット、トランク、窓枠の下部、フロントグリルなどが対象です。

フリーハンドでは、曲面で思わぬ方向に削れてしまうので、極力テレホンカードを

定規がわりに使います。浅く何度も掻きだす感じで彫っていきます。

 

「突起物」

フロントエンブレムは粘土で作ります。狭いので「水筆」を使い、ヌルヌルさせてから

刷り込む様に、粘土を足して成形します。接触してはいけない部分は、薄いヘラや

テレホンカードなどを差し込み、隙間を作っておきます。これで少しアルファぽく

なってきました。

 

f:id:kousakunojikan:20180522011548j:plain粘土が硬化しているので、細かい部分の造形は通常のヘラでは困難です。

私の場合、自作の「ノミ」で細部を彫りこみます。100均で売っている小さな

マイナスドライバーの先端を、砥石で鋭くしたものですが、粘土を削る位なら全く

問題なく使えます。(ただし怪我には注意しましょう。)

他にはアートナイフ、あれば彫刻刀などで、少しずつ成形してゆきます。

 

 

削り過ぎたり、形状に納得がいかなければ、また粘土で埋めてやり直せばいいのです。

自身の根気を考慮しながら、少しずつ完成形に近づけていきましょう。