人形(パペット)を作ってみよう③大まかに削ります
通常、角材からの削り出しでは、平らな面を正面とすることが多いのですが、題材の
ハムスターの形状(尖った口)に合わせて角を正面としました。
底から見ています。右上の角が正面となります。これなら、削る部分が少なくて済み、
材料を無駄なく生かせます。線の交差点が、6mm径の棒が入る穴の位置です。先に
四つ目きりで、深さ10mm位の穴を、出来るだけ垂直に開けておきます。
ここからは、小刀で削っては下書きを描き直し、の繰り返しです。
このとき、刃の薄いカッターナイフで削る事はおすすめしません。刃を垂直に当てて、
刃の先端で切るのがカッターナイフです。完全に用途が異なる「道具」と言えます。
今回の場合は小刀や切り出しなどの、刃の厚い道具が安全で適切です。
慌てず、少しずつ削って「大まかな形」を探っていきます 。手足や耳は、後から付けるので、胴体部分だけを削ればよいのです。
大きく削ろうとすれば、材料が「割れて」しまい、修正に手間がかかるだけです。
無理な力を入れず、薄く小さく削っていきましょう。