作ってみよう!「工作の時間」

入手しやすい材料、工具で出来る工作を説明してゆく「参加型」ブログ。  ご意見、ご質問はお気軽にどうぞ。

人形(パペット)を作ってみよう⑦周辺パーツ作り(2)

次は「後ろ足」と「耳」です。どちらも肌色のフェルトのみで作ります。各サイズは 図を参考に、ご自身で調整して下さい。どちらも細い方を丸めるようにして、穴に接着します。後ろ足は5本指なので接着後、4か所を切り開いて成形します。 最後は「しっぽ」…

人形(パペット)をつくってみよう⑥周辺パーツ作り(1)

形は決まった。ハムスターの工作は、やっぱり目玉の飛び出し加減がポイントだ。 下地(アクリルジェッソ)を、底まで塗った。木彫りの質感は残すが、木目は消した。 地肌から体毛まで、段階的に彩色した。目玉は爪楊枝の先で磨き、絵の具や汚れを落として光…

人形(パペット)を作ってみよう⑤細部の仕上げ

目玉が終われば、手足、耳、しっぽの入る「穴」をキリなどで開けます。3から5mmの 深さで良いでしょう。耳と後足はフェルトで作るので、穴も少し横長に仕上げます。 前足としっぽは3mm径の丸穴です。すべて開けたら、次は塗装にかかります。今回もアクリ…

人形(パペット)を作ってみよう④細かい削り加工

前回、ざっくりとした形状まで削りました。ここからは細部の加工です。 つまり、目、口、腹部の丸み、手足や耳の取り付け位置などを仕上げていきます。 ただし、顔や体型に表情をつけすぎるのは、おすすめしません。極端に笑った顔や、 誇張しすぎた体型など…

人形(パペット)を作ってみよう③大まかに削ります

通常、角材からの削り出しでは、平らな面を正面とすることが多いのですが、題材の ハムスターの形状(尖った口)に合わせて角を正面としました。 底から見ています。右上の角が正面となります。これなら、削る部分が少なくて済み、 材料を無駄なく生かせます…

人形(パペット)を作ってみよう②ロッドパペット

まずは、シンプルなロッドパペットを作ります。 「リビングの机の隅で作れる」工作ですので、ぜひ試して下さい。 「何をモデルにするか」考えていたら、子供が「ハムスターを飼いたい」と、 言いだしました。私もかつて10年位飼っていました。 結局、世話…

人形(パペット)を作ってみよう①分類

「人形」と聞いてイメージするのは、どんなものでしょう? 最近はフィギュアが一般化し、男女とも広義での人形を持っている人が増えました。 それは、特定のシーンの再現、キメポーズのまま飾っておくものですが、ここで 作るのは「自分で動かせる人形」です…

ここまでの振り返り(まとめ)

初めてご覧頂く方の為に、ここまでの内容を整理しておきます。 高価な電動工具が無くても、広い作業スペースが無くても、あまり予算が無くても、 近くに専門店や教室が無くても、誰もが作れる工作ブログ。 入手し易い材料と工具で、リビングのテーブルの片隅…

残った粘土をどうするか?④カモノハシ完成

細部の修正が終わり、かたちが決まれば次は「色付け」です。 表面の細かい粘土カスなどを払い、吹き飛ばしていよいよ開始。目玉は爪楊枝で 擦って粘土を払い、形を整えます。 写真などを参考に色を選び、白っぽい部分からアクリル絵の具を塗り始めます。 目…

残った粘土をどうするか?③

すると、こうなりました。 粘土が付くと、何となく生き物っぽい感じがしてきますね。 巻き付けた粘土を、じわりと均等に握って定着させます。この後、カモノハシの 特徴であるくちばしや、手足を付けていきます。 まず大雑把な形を作り、乾燥後の加工が必要…

残った粘土をどうするか?①

使い残した粘土をどうするか?早めに使い切ってしまうのがベストですが、 目先で使う予定がなければ「保存」します。 水で濡らしてラップで隙間なくぴっちり包み、さらにビニール袋に入れて 密封します。週1回程度、袋の上からつまんでみて、硬くなってきた…

残った粘土をどうするか?②

早速、作ってみましょう。完成までの手順を一通りイメージ出来てから、着手します。 ざっくりとデザインを描いて、ポーズや大きさを決め、完成品より少し小さめの 「芯」を作ります。今回は30mm角の杉を使い、手足には3mm径の竹ひごを、 (四つ目キリを…

工作って(意外と)勉強にもなります。

夏休み期間をはさみ、このブログを見て頂く方も増えたようです。 「夏休みの宿題は、主要教科だけでも沢山あるのに、工作なんて時間が惜しい」と 不満に思う方もいらっしゃった事でしょう。 でもひょっとすると、工作に取り組んで興味をもった「何か」が、お…

夏休みの工作(ミニカー) 制作指導時の注意 2

お盆の帰省で、少し間隔が空いてしまいました。少し駆け足で説明します。 この工作で注意すべき点は、大きく4点です。 あくまで、子供たちの宿題なので、説明・指導の観点で書いています。 ①ベース板と粘土の密着度はよいか? 木と粘土、異なるものどうしを…

夏休みの工作(ミニカー)、制作指導時の注意点

クルマ好きのお子さんや、お孫さんに制作指導される場合、ここまでの手法 そのままでは、少し難しいところもあります。なので、小学生の自由研究 むきに、過去のページを読んで、噛み砕いて説明してあげて欲しいのです。 「材料」 ①90×6×900のファルカタ材を…

完成お披露目です。

ベランダで水溶性(アクリル)ニスを、20分置いて2度塗りしました。 (クリヤーラッカーのスプレーでも構いませんが、こちらの方が手軽です) 本体前の厚紙は、スマホのガラス保護シートの紙箱を、15mm×60mmに切ったもの。 車軸をはめたあとの「フタ…

塗装③実例(3) いよいよ完成へ!

ボディーは小物ふくめて、ほぼ仕上がりました。 前回、塗装したテールランプを、木工用ボンドで貼り付けました。 あわせてタイヤ部分(仮組み)には、厚紙に同心円を描き、アクリルで銀色に着色 (中心は少し黒を混ぜて)して乾いたのち、油性マジックで穴を…

塗装③実例(2)

まずは細部の修正から。フロントグリル部は狭いうえ、黒・銀・赤の3色の 塗り分けなので、はみ出しがちです。1色づつ、時間をあけて細筆で修正します。 ドアノブまわりも赤を使って修正します。 窓枠のモールを、銀色のアクリル絵の具で描いていきます。今…

塗装②実例(1)

前項での解釈に沿って、実際の作業を進めていきます。 まず、フロントグリル部のライトなど奥まった部分、次は2番目に広い塗り面積の「窓」を、そして最も塗り面積の広いボディーを塗りかけたところです。 この写真では分かりづらいのですが、タイヤホール…

塗装①その前に

塗装に取りかかる前に、アクリル絵の具について説明します。 使い方は水彩絵の具と同じ、水で薄め、伸ばして使います。ただし特性は異なります。 特性①何にでも描ける。 紙、木、金属、石ころなど吸水性が無くても、大抵のものに描けます。 特性②乾くと耐水…

加工⑥ ボディー細部の仕上げ 実例2000gtAm

ここまで来たら、あと少しです。最後にボディーラインや細部のやり残しを 今一度チェックします。手直しが必要なければ、ここからは「塗装の準備」です。 必要な物・・・ウエス(古い下着や靴下、タオルなどで充分) あれば便利な物・・・毛が硬めの筆、もし…

加工⑥ ボディー細部の仕上げ 実例2000gtAm その2

では細部加工の実例を、順に見ていただきます。 ここまで、ほぼアウトラインは完成に近い状態ですが、あとひと手間必要です。 それは「屋根」。実車と違い真上からも眺めるサイズなので、ここも手をかけるべき。 (オープンカーを作る方なら、座席などの作り…

加工⑥ ボディー細部の仕上げ 実例2000gtAm

細部の加工は、作ろうとする車種や、求める味付けによって違ってきます。 ご参考までに、私の作例をご覧ください。 「筋彫り」 左右ドア、ボンネット、トランク、窓枠の下部、フロントグリルなどが対象です。 フリーハンドでは、曲面で思わぬ方向に削れてし…

加工⑥ ボディー細部の仕上げ

「工程⑪」ライン引き ・・・ドアやボンネット、トランクなど「筋彫り」します。まず、軟らかい鉛筆で 「あたり」を付けます。その後、テレホンカードなど曲がるカードを定規に して、正式なラインを引きます。 ※左右で位置がずれないよう、ひっくり返した底…

加工⑥ ボディーの仕上げ

「工程⑩」ボディーの仕上げ加工 ・・・ボディーの外観もほぼ、仕上がったところから細部を詰めていきましょう。 しばらくぶりに眺めてみると、納得いかない部分が目につくものです。 商売ではないので、納得いくまで直して下さい。 サンドペーパーで削る以外…

加工⑤ 車軸、車輪の制作(その3)

そろそろ加工⑤も、大詰めです。 「工程⑦」ベアリングの制作 ・・・4.5mm径のストロー(昔の喫茶店でよく見た細身のストロー)を 60mm弱の長さに、ハサミで切るだけです。 たったこれだけのモノが、車軸が真円に近い回転をする手助け、つまり ベアリング…

加工⑤ 車軸、車輪の制作(その1)

粘土のボディーを乾かしている間に、車軸と車輪の制作にかかります。 材料として使うのは・・・ ①ペットボトルのキャップ(できれば黒) ②段ボール(A4サイズあれば十分。) ③3mm径の竹ひご(まっすぐな部分が好ましい。)11cm×2 以上の長さ ④黒の画用…

加工⑤ 車軸、車輪の制作(その2)

どんどん進めていきます。 「工程⑤」タイヤの穴に、竹ひご(135mm)を垂直に接着する ・・・まず、キリを通して穴が貫通している事を確かめます。フタ、詰めた段ボール それぞれのセンター穴をつなげば、車軸となる竹ひごは「垂直」にささるはず ですが実…

加工④ 粘土でボディーを作ります(その3)

ボディーの根幹部分が決まれば、あとは地道な作業を重ねていきます。 盛って、乾かして、削って、眺めて、また盛って・・・細部を煮詰めて 行きましょう。 繰り返すうちに、きっと「自分なりの完成形」が現れると信じて 根気よく続けて下さい。 今回の工作は…

加工④ 粘土でボディーをつくります (その2)

「スポンジケーキに、生クリームを塗る」これがもし、 「生クリームの上に生クリームを塗る」だったら、綺麗な形を作るのは 極めて難しい事でしょう。少しでも硬いモノに盛る方が、格段にラクです。 (その1)で出来た土台に、粘土を盛って完成形に近づけて…