次は「後ろ足」と「耳」です。どちらも肌色のフェルトのみで作ります。各サイズは 図を参考に、ご自身で調整して下さい。どちらも細い方を丸めるようにして、穴に接着します。後ろ足は5本指なので接着後、4か所を切り開いて成形します。 最後は「しっぽ」…
形は決まった。ハムスターの工作は、やっぱり目玉の飛び出し加減がポイントだ。 下地(アクリルジェッソ)を、底まで塗った。木彫りの質感は残すが、木目は消した。 地肌から体毛まで、段階的に彩色した。目玉は爪楊枝の先で磨き、絵の具や汚れを落として光…
目玉が終われば、手足、耳、しっぽの入る「穴」をキリなどで開けます。3から5mmの 深さで良いでしょう。耳と後足はフェルトで作るので、穴も少し横長に仕上げます。 前足としっぽは3mm径の丸穴です。すべて開けたら、次は塗装にかかります。今回もアクリ…
前回、ざっくりとした形状まで削りました。ここからは細部の加工です。 つまり、目、口、腹部の丸み、手足や耳の取り付け位置などを仕上げていきます。 ただし、顔や体型に表情をつけすぎるのは、おすすめしません。極端に笑った顔や、 誇張しすぎた体型など…
通常、角材からの削り出しでは、平らな面を正面とすることが多いのですが、題材の ハムスターの形状(尖った口)に合わせて角を正面としました。 底から見ています。右上の角が正面となります。これなら、削る部分が少なくて済み、 材料を無駄なく生かせます…
まずは、シンプルなロッドパペットを作ります。 「リビングの机の隅で作れる」工作ですので、ぜひ試して下さい。 「何をモデルにするか」考えていたら、子供が「ハムスターを飼いたい」と、 言いだしました。私もかつて10年位飼っていました。 結局、世話…
「人形」と聞いてイメージするのは、どんなものでしょう? 最近はフィギュアが一般化し、男女とも広義での人形を持っている人が増えました。 それは、特定のシーンの再現、キメポーズのまま飾っておくものですが、ここで 作るのは「自分で動かせる人形」です…
初めてご覧頂く方の為に、ここまでの内容を整理しておきます。 高価な電動工具が無くても、広い作業スペースが無くても、あまり予算が無くても、 近くに専門店や教室が無くても、誰もが作れる工作ブログ。 入手し易い材料と工具で、リビングのテーブルの片隅…
細部の修正が終わり、かたちが決まれば次は「色付け」です。 表面の細かい粘土カスなどを払い、吹き飛ばしていよいよ開始。目玉は爪楊枝で 擦って粘土を払い、形を整えます。 写真などを参考に色を選び、白っぽい部分からアクリル絵の具を塗り始めます。 目…
すると、こうなりました。 粘土が付くと、何となく生き物っぽい感じがしてきますね。 巻き付けた粘土を、じわりと均等に握って定着させます。この後、カモノハシの 特徴であるくちばしや、手足を付けていきます。 まず大雑把な形を作り、乾燥後の加工が必要…
使い残した粘土をどうするか?早めに使い切ってしまうのがベストですが、 目先で使う予定がなければ「保存」します。 水で濡らしてラップで隙間なくぴっちり包み、さらにビニール袋に入れて 密封します。週1回程度、袋の上からつまんでみて、硬くなってきた…
早速、作ってみましょう。完成までの手順を一通りイメージ出来てから、着手します。 ざっくりとデザインを描いて、ポーズや大きさを決め、完成品より少し小さめの 「芯」を作ります。今回は30mm角の杉を使い、手足には3mm径の竹ひごを、 (四つ目キリを…
夏休み期間をはさみ、このブログを見て頂く方も増えたようです。 「夏休みの宿題は、主要教科だけでも沢山あるのに、工作なんて時間が惜しい」と 不満に思う方もいらっしゃった事でしょう。 でもひょっとすると、工作に取り組んで興味をもった「何か」が、お…
お盆の帰省で、少し間隔が空いてしまいました。少し駆け足で説明します。 この工作で注意すべき点は、大きく4点です。 あくまで、子供たちの宿題なので、説明・指導の観点で書いています。 ①ベース板と粘土の密着度はよいか? 木と粘土、異なるものどうしを…
クルマ好きのお子さんや、お孫さんに制作指導される場合、ここまでの手法 そのままでは、少し難しいところもあります。なので、小学生の自由研究 むきに、過去のページを読んで、噛み砕いて説明してあげて欲しいのです。 「材料」 ①90×6×900のファルカタ材を…
ベランダで水溶性(アクリル)ニスを、20分置いて2度塗りしました。 (クリヤーラッカーのスプレーでも構いませんが、こちらの方が手軽です) 本体前の厚紙は、スマホのガラス保護シートの紙箱を、15mm×60mmに切ったもの。 車軸をはめたあとの「フタ…
ボディーは小物ふくめて、ほぼ仕上がりました。 前回、塗装したテールランプを、木工用ボンドで貼り付けました。 あわせてタイヤ部分(仮組み)には、厚紙に同心円を描き、アクリルで銀色に着色 (中心は少し黒を混ぜて)して乾いたのち、油性マジックで穴を…
まずは細部の修正から。フロントグリル部は狭いうえ、黒・銀・赤の3色の 塗り分けなので、はみ出しがちです。1色づつ、時間をあけて細筆で修正します。 ドアノブまわりも赤を使って修正します。 窓枠のモールを、銀色のアクリル絵の具で描いていきます。今…
前項での解釈に沿って、実際の作業を進めていきます。 まず、フロントグリル部のライトなど奥まった部分、次は2番目に広い塗り面積の「窓」を、そして最も塗り面積の広いボディーを塗りかけたところです。 この写真では分かりづらいのですが、タイヤホール…
塗装に取りかかる前に、アクリル絵の具について説明します。 使い方は水彩絵の具と同じ、水で薄め、伸ばして使います。ただし特性は異なります。 特性①何にでも描ける。 紙、木、金属、石ころなど吸水性が無くても、大抵のものに描けます。 特性②乾くと耐水…
ここまで来たら、あと少しです。最後にボディーラインや細部のやり残しを 今一度チェックします。手直しが必要なければ、ここからは「塗装の準備」です。 必要な物・・・ウエス(古い下着や靴下、タオルなどで充分) あれば便利な物・・・毛が硬めの筆、もし…
では細部加工の実例を、順に見ていただきます。 ここまで、ほぼアウトラインは完成に近い状態ですが、あとひと手間必要です。 それは「屋根」。実車と違い真上からも眺めるサイズなので、ここも手をかけるべき。 (オープンカーを作る方なら、座席などの作り…
細部の加工は、作ろうとする車種や、求める味付けによって違ってきます。 ご参考までに、私の作例をご覧ください。 「筋彫り」 左右ドア、ボンネット、トランク、窓枠の下部、フロントグリルなどが対象です。 フリーハンドでは、曲面で思わぬ方向に削れてし…
「工程⑪」ライン引き ・・・ドアやボンネット、トランクなど「筋彫り」します。まず、軟らかい鉛筆で 「あたり」を付けます。その後、テレホンカードなど曲がるカードを定規に して、正式なラインを引きます。 ※左右で位置がずれないよう、ひっくり返した底…
「工程⑩」ボディーの仕上げ加工 ・・・ボディーの外観もほぼ、仕上がったところから細部を詰めていきましょう。 しばらくぶりに眺めてみると、納得いかない部分が目につくものです。 商売ではないので、納得いくまで直して下さい。 サンドペーパーで削る以外…
そろそろ加工⑤も、大詰めです。 「工程⑦」ベアリングの制作 ・・・4.5mm径のストロー(昔の喫茶店でよく見た細身のストロー)を 60mm弱の長さに、ハサミで切るだけです。 たったこれだけのモノが、車軸が真円に近い回転をする手助け、つまり ベアリング…
粘土のボディーを乾かしている間に、車軸と車輪の制作にかかります。 材料として使うのは・・・ ①ペットボトルのキャップ(できれば黒) ②段ボール(A4サイズあれば十分。) ③3mm径の竹ひご(まっすぐな部分が好ましい。)11cm×2 以上の長さ ④黒の画用…
どんどん進めていきます。 「工程⑤」タイヤの穴に、竹ひご(135mm)を垂直に接着する ・・・まず、キリを通して穴が貫通している事を確かめます。フタ、詰めた段ボール それぞれのセンター穴をつなげば、車軸となる竹ひごは「垂直」にささるはず ですが実…
ボディーの根幹部分が決まれば、あとは地道な作業を重ねていきます。 盛って、乾かして、削って、眺めて、また盛って・・・細部を煮詰めて 行きましょう。 繰り返すうちに、きっと「自分なりの完成形」が現れると信じて 根気よく続けて下さい。 今回の工作は…
「スポンジケーキに、生クリームを塗る」これがもし、 「生クリームの上に生クリームを塗る」だったら、綺麗な形を作るのは 極めて難しい事でしょう。少しでも硬いモノに盛る方が、格段にラクです。 (その1)で出来た土台に、粘土を盛って完成形に近づけて…