作ってみよう!「工作の時間」

入手しやすい材料、工具で出来る工作を説明してゆく「参加型」ブログ。  ご意見、ご質問はお気軽にどうぞ。

加工④ 粘土でボディーをつくります (その2)

スポンジケーキに、生クリームを塗る」これがもし、

「生クリームの上に生クリームを塗る」だったら、綺麗な形を作るのは

極めて難しい事でしょう。少しでも硬いモノに盛る方が、格段にラクです。

 

(その1)で出来た土台に、粘土を盛って完成形に近づけていきしょう。

少し硬くなって、盛り易くなっています。図面のデッサンと照合してみます。

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タイヤホールで図面と合わせると、肉盛りの見当がつけ易くなります。

写真では、実車の比率で高さを算出していますが、もう少し平たく低くする予定。

 

粘土を盛りたい部分に水を塗り、指で軽くこすってヌルヌルさせてから

しっかり付けましょう。 粉っぽく乾いていると、うまく付きません。

 

 盛っていく順番は・・・f:id:kousakunojikan:20180330010248j:plain

①フロントの特徴的部分

・・・まさにクルマの「顔」です。これがあれば、全体のイメージが掴みやすく

   なります。この段階では、大雑把な仕上がりで充分。

   (ライトの丸は、ハンコのキャップとボールペンの軸で付けました。)

 

 ②リアの特徴的部分

・・・フロントと比較して「大きいか、小さいか、上がるか、下がるか」を考え、

   位置、形状を決定。上から見て、左右でズレが生じないよう注意します。

 

③フロントとリアの自然なつながり

・・・クルマの中心部の加工です。ドア、屋根 、ボンネットあたりですが、

   「クルマの体型」を決める大事な部分です。フロントからのラインは

   水平でよいのか?左右がきちんと同じ高さになっているか?

 

   乾いてくれば、軟らかい鉛筆で書き込むことも出来ます。

   さらに削るべき、盛るべき所に印をつけて「加工もれ」を防ぎます。

   ここで上下左右のバランスを修正しないと、着色してもごまかせません。

   先につくった簡易ハイトゲージを使ったり、様々な角度、距離から

   眺めたりして確かめましょう。

 

慌てる必要はありません。納得がいくまで何度も確認して、修正して 

自分のイメージに近づけていきましょう。何度も言いますが・・・

   

盛って、乾かして、削って の繰り返しです。