作ってみよう!「工作の時間」

入手しやすい材料、工具で出来る工作を説明してゆく「参加型」ブログ。  ご意見、ご質問はお気軽にどうぞ。

粘土

ここまでの振り返り(まとめ)

初めてご覧頂く方の為に、ここまでの内容を整理しておきます。 高価な電動工具が無くても、広い作業スペースが無くても、あまり予算が無くても、 近くに専門店や教室が無くても、誰もが作れる工作ブログ。 入手し易い材料と工具で、リビングのテーブルの片隅…

残った粘土をどうするか?①

使い残した粘土をどうするか?早めに使い切ってしまうのがベストですが、 目先で使う予定がなければ「保存」します。 水で濡らしてラップで隙間なくぴっちり包み、さらにビニール袋に入れて 密封します。週1回程度、袋の上からつまんでみて、硬くなってきた…

残った粘土をどうするか?②

早速、作ってみましょう。完成までの手順を一通りイメージ出来てから、着手します。 ざっくりとデザインを描いて、ポーズや大きさを決め、完成品より少し小さめの 「芯」を作ります。今回は30mm角の杉を使い、手足には3mm径の竹ひごを、 (四つ目キリを…

工作って(意外と)勉強にもなります。

夏休み期間をはさみ、このブログを見て頂く方も増えたようです。 「夏休みの宿題は、主要教科だけでも沢山あるのに、工作なんて時間が惜しい」と 不満に思う方もいらっしゃった事でしょう。 でもひょっとすると、工作に取り組んで興味をもった「何か」が、お…

夏休みの工作(ミニカー) 制作指導時の注意 2

お盆の帰省で、少し間隔が空いてしまいました。少し駆け足で説明します。 この工作で注意すべき点は、大きく4点です。 あくまで、子供たちの宿題なので、説明・指導の観点で書いています。 ①ベース板と粘土の密着度はよいか? 木と粘土、異なるものどうしを…

夏休みの工作(ミニカー)、制作指導時の注意点

クルマ好きのお子さんや、お孫さんに制作指導される場合、ここまでの手法 そのままでは、少し難しいところもあります。なので、小学生の自由研究 むきに、過去のページを読んで、噛み砕いて説明してあげて欲しいのです。 「材料」 ①90×6×900のファルカタ材を…

完成お披露目です。

ベランダで水溶性(アクリル)ニスを、20分置いて2度塗りしました。 (クリヤーラッカーのスプレーでも構いませんが、こちらの方が手軽です) 本体前の厚紙は、スマホのガラス保護シートの紙箱を、15mm×60mmに切ったもの。 車軸をはめたあとの「フタ…

塗装③実例(3) いよいよ完成へ!

ボディーは小物ふくめて、ほぼ仕上がりました。 前回、塗装したテールランプを、木工用ボンドで貼り付けました。 あわせてタイヤ部分(仮組み)には、厚紙に同心円を描き、アクリルで銀色に着色 (中心は少し黒を混ぜて)して乾いたのち、油性マジックで穴を…

加工⑥ ボディー細部の仕上げ 実例2000gtAm

ここまで来たら、あと少しです。最後にボディーラインや細部のやり残しを 今一度チェックします。手直しが必要なければ、ここからは「塗装の準備」です。 必要な物・・・ウエス(古い下着や靴下、タオルなどで充分) あれば便利な物・・・毛が硬めの筆、もし…

加工⑥ ボディー細部の仕上げ 実例2000gtAm その2

では細部加工の実例を、順に見ていただきます。 ここまで、ほぼアウトラインは完成に近い状態ですが、あとひと手間必要です。 それは「屋根」。実車と違い真上からも眺めるサイズなので、ここも手をかけるべき。 (オープンカーを作る方なら、座席などの作り…

加工⑥ ボディー細部の仕上げ 実例2000gtAm

細部の加工は、作ろうとする車種や、求める味付けによって違ってきます。 ご参考までに、私の作例をご覧ください。 「筋彫り」 左右ドア、ボンネット、トランク、窓枠の下部、フロントグリルなどが対象です。 フリーハンドでは、曲面で思わぬ方向に削れてし…

加工⑥ ボディー細部の仕上げ

「工程⑪」ライン引き ・・・ドアやボンネット、トランクなど「筋彫り」します。まず、軟らかい鉛筆で 「あたり」を付けます。その後、テレホンカードなど曲がるカードを定規に して、正式なラインを引きます。 ※左右で位置がずれないよう、ひっくり返した底…

加工⑥ ボディーの仕上げ

「工程⑩」ボディーの仕上げ加工 ・・・ボディーの外観もほぼ、仕上がったところから細部を詰めていきましょう。 しばらくぶりに眺めてみると、納得いかない部分が目につくものです。 商売ではないので、納得いくまで直して下さい。 サンドペーパーで削る以外…

加工⑤ 車軸、車輪の制作(その1)

粘土のボディーを乾かしている間に、車軸と車輪の制作にかかります。 材料として使うのは・・・ ①ペットボトルのキャップ(できれば黒) ②段ボール(A4サイズあれば十分。) ③3mm径の竹ひご(まっすぐな部分が好ましい。)11cm×2 以上の長さ ④黒の画用…

加工④ 粘土でボディーを作ります(その3)

ボディーの根幹部分が決まれば、あとは地道な作業を重ねていきます。 盛って、乾かして、削って、眺めて、また盛って・・・細部を煮詰めて 行きましょう。 繰り返すうちに、きっと「自分なりの完成形」が現れると信じて 根気よく続けて下さい。 今回の工作は…

加工④ 粘土でボディーをつくります (その2)

「スポンジケーキに、生クリームを塗る」これがもし、 「生クリームの上に生クリームを塗る」だったら、綺麗な形を作るのは 極めて難しい事でしょう。少しでも硬いモノに盛る方が、格段にラクです。 (その1)で出来た土台に、粘土を盛って完成形に近づけて…

粘土用の道具いろいろ

石粉粘土は、キメが細かく、縮みにくく、細かい細工にも向きます。 乾けばヤスリで削り易く、木工ボンドが使えるようになります。 今回の石粉粘土工作で使った道具の紹介です。 右から順に ①サンドペーパーと平らな当て木(かまぼこ板) ・・・大きな平面を…

加工④ 粘土でボディーをつくります。(その1)

そろそろ本題、というか大物に取りかかってみましょう。 石粉粘土による「ボディー制作」です。 ポイントは「何回かに分けて作る」こと。 粘土が固まってしまうから、一気につくるべきでは? あとから粘土を足した部分が、はがれてしまわないか? ・・・そん…

加工 ③  ついに粘土!

やっと粘土(石粉粘土)を使う時がやってきました。 最初に作るのは「タイヤホールの中子(なかご)」です。 ベース板のタイヤホール部分を切り出した際の破片、つまり4つの切れ端を使います。 タイヤホール、つまりタイヤが収まる半円の形に、粘土をのせて…