製図のポイント
クルマの資料が集まったら、実物大(1‿対1)で製図します。
自分は製図ソフトが使えないので「手書き」にて。
用紙は、カレンダーの裏紙も可ですが、A4レポート用紙タイプの「方眼紙」が
使いやすいと思います。(切り離してコピー等しやすい為。)
「全幅、全長、ホイールベース、全高」
これだけ分かれば、製図できます。これは側面と上面の概略図です。
①全幅
実車のどの部分が全幅(もっとも幅の広いところ)なのか確認しましょう。
(ドア部か?フェンダー部か?)
改造車、市販車ベースのレース車両などは、ベース車両(ノーマル車)の全幅で
作り、フェンダー部は粘土で肉盛りすれば良いのです。
今回は、ファルカタ材の90mm幅を全幅として生かします。
実車の全幅⁀が、90mmに変換される「縮小率」を算出しておきましょう。
②全長
「縮小率」×実車の全長で、計算できます。
わざとデフォルメして、可愛い仕上がりを狙ってもいいでしょう。
これも同様に「縮小率」で算出します。正確な側面図(blue printなど)があれば
前から何mmの位置が前輪中心なのか、算出できます。「だいたい」でも可。
上の図でいえば「●」が車軸中心。6mm板の下面にあります。
そのため実車より少し腰高なフォルム。
※これが決まればタイヤの切り欠き部、6mm板のうら面も製図できます。(概略図)
④全高
これも「縮小率」で算出しますが、素材への転記はしません。
図面のコピーにでも記入しておいて、粘土でボディーを作る時の参考数値とします。
※側面図でいえば「6mm板の底面」からの高さです。お間違えの無い様に。
以上を踏まえて書くと、こんな風になります。
赤い線は、ウィンドウ前後位置を表します。無くてもかまいません。
さて、次は6mm板への転記(ケガき)です。