作ってみよう!「工作の時間」

入手しやすい材料、工具で出来る工作を説明してゆく「参加型」ブログ。  ご意見、ご質問はお気軽にどうぞ。

ミニカー

ここまでの振り返り(まとめ)

初めてご覧頂く方の為に、ここまでの内容を整理しておきます。 高価な電動工具が無くても、広い作業スペースが無くても、あまり予算が無くても、 近くに専門店や教室が無くても、誰もが作れる工作ブログ。 入手し易い材料と工具で、リビングのテーブルの片隅…

工作って(意外と)勉強にもなります。

夏休み期間をはさみ、このブログを見て頂く方も増えたようです。 「夏休みの宿題は、主要教科だけでも沢山あるのに、工作なんて時間が惜しい」と 不満に思う方もいらっしゃった事でしょう。 でもひょっとすると、工作に取り組んで興味をもった「何か」が、お…

夏休みの工作(ミニカー) 制作指導時の注意 2

お盆の帰省で、少し間隔が空いてしまいました。少し駆け足で説明します。 この工作で注意すべき点は、大きく4点です。 あくまで、子供たちの宿題なので、説明・指導の観点で書いています。 ①ベース板と粘土の密着度はよいか? 木と粘土、異なるものどうしを…

夏休みの工作(ミニカー)、制作指導時の注意点

クルマ好きのお子さんや、お孫さんに制作指導される場合、ここまでの手法 そのままでは、少し難しいところもあります。なので、小学生の自由研究 むきに、過去のページを読んで、噛み砕いて説明してあげて欲しいのです。 「材料」 ①90×6×900のファルカタ材を…

完成お披露目です。

ベランダで水溶性(アクリル)ニスを、20分置いて2度塗りしました。 (クリヤーラッカーのスプレーでも構いませんが、こちらの方が手軽です) 本体前の厚紙は、スマホのガラス保護シートの紙箱を、15mm×60mmに切ったもの。 車軸をはめたあとの「フタ…

塗装③実例(3) いよいよ完成へ!

ボディーは小物ふくめて、ほぼ仕上がりました。 前回、塗装したテールランプを、木工用ボンドで貼り付けました。 あわせてタイヤ部分(仮組み)には、厚紙に同心円を描き、アクリルで銀色に着色 (中心は少し黒を混ぜて)して乾いたのち、油性マジックで穴を…

塗装③実例(2)

まずは細部の修正から。フロントグリル部は狭いうえ、黒・銀・赤の3色の 塗り分けなので、はみ出しがちです。1色づつ、時間をあけて細筆で修正します。 ドアノブまわりも赤を使って修正します。 窓枠のモールを、銀色のアクリル絵の具で描いていきます。今…

塗装②実例(1)

前項での解釈に沿って、実際の作業を進めていきます。 まず、フロントグリル部のライトなど奥まった部分、次は2番目に広い塗り面積の「窓」を、そして最も塗り面積の広いボディーを塗りかけたところです。 この写真では分かりづらいのですが、タイヤホール…

塗装①その前に

塗装に取りかかる前に、アクリル絵の具について説明します。 使い方は水彩絵の具と同じ、水で薄め、伸ばして使います。ただし特性は異なります。 特性①何にでも描ける。 紙、木、金属、石ころなど吸水性が無くても、大抵のものに描けます。 特性②乾くと耐水…

加工⑤ 車軸、車輪の制作(その3)

そろそろ加工⑤も、大詰めです。 「工程⑦」ベアリングの制作 ・・・4.5mm径のストロー(昔の喫茶店でよく見た細身のストロー)を 60mm弱の長さに、ハサミで切るだけです。 たったこれだけのモノが、車軸が真円に近い回転をする手助け、つまり ベアリング…

加工⑤ 車軸、車輪の制作(その1)

粘土のボディーを乾かしている間に、車軸と車輪の制作にかかります。 材料として使うのは・・・ ①ペットボトルのキャップ(できれば黒) ②段ボール(A4サイズあれば十分。) ③3mm径の竹ひご(まっすぐな部分が好ましい。)11cm×2 以上の長さ ④黒の画用…

加工⑤ 車軸、車輪の制作(その2)

どんどん進めていきます。 「工程⑤」タイヤの穴に、竹ひご(135mm)を垂直に接着する ・・・まず、キリを通して穴が貫通している事を確かめます。フタ、詰めた段ボール それぞれのセンター穴をつなげば、車軸となる竹ひごは「垂直」にささるはず ですが実…

加工④ 粘土でボディーを作ります(その3)

ボディーの根幹部分が決まれば、あとは地道な作業を重ねていきます。 盛って、乾かして、削って、眺めて、また盛って・・・細部を煮詰めて 行きましょう。 繰り返すうちに、きっと「自分なりの完成形」が現れると信じて 根気よく続けて下さい。 今回の工作は…

加工④ 粘土でボディーをつくります (その2)

「スポンジケーキに、生クリームを塗る」これがもし、 「生クリームの上に生クリームを塗る」だったら、綺麗な形を作るのは 極めて難しい事でしょう。少しでも硬いモノに盛る方が、格段にラクです。 (その1)で出来た土台に、粘土を盛って完成形に近づけて…

粘土用の道具いろいろ

石粉粘土は、キメが細かく、縮みにくく、細かい細工にも向きます。 乾けばヤスリで削り易く、木工ボンドが使えるようになります。 今回の石粉粘土工作で使った道具の紹介です。 右から順に ①サンドペーパーと平らな当て木(かまぼこ板) ・・・大きな平面を…

加工④ 粘土でボディーをつくります。(その1)

そろそろ本題、というか大物に取りかかってみましょう。 石粉粘土による「ボディー制作」です。 ポイントは「何回かに分けて作る」こと。 粘土が固まってしまうから、一気につくるべきでは? あとから粘土を足した部分が、はがれてしまわないか? ・・・そん…

加工 ③  ついに粘土!

やっと粘土(石粉粘土)を使う時がやってきました。 最初に作るのは「タイヤホールの中子(なかご)」です。 ベース板のタイヤホール部分を切り出した際の破片、つまり4つの切れ端を使います。 タイヤホール、つまりタイヤが収まる半円の形に、粘土をのせて…

加工 ②切断

タイヤホール(タイヤが収まる部分)を切り取ります。 まず目の細かいのこぎりで、内側にむかって8か所、切りこみます。 (注意点) 線の真上をねらって切ってもよいのですが、自信がなければ少し内側を切ります。 直角に交わる線にぶつかる少し前(0.5~1…

デザインスケッチ

作業の合間に、ボディー全体のデザインをまとめていきましょう。 手書きの図面をコピーして、側面図や上面図に外観を書き込んでみます。 図面では全長、全幅など「最大値」で、線引きしています。 しかし、車種によっては横から見て「アゴを引いている」デザ…

加工 ①穴開け

お待たせしました。やっと加工に入ります。 最初は「四つ目きり」をつかった穴あけです。 (※慌てて部品を切り離さないように!) 木材と石粉粘土は、本来「くっつきにくい」ので、「外れない」ようにする 工夫が必要となります。 そのひとつが、この穴。四…

材料に図面をケガきましょう(転記)

実物大の図面が描けたら、土台となる6mm×90mmのファルカタ材に ケガいて(転記して)いきます。鉛筆やシャープペンシルでOK。 ポイントは上面、側面、下面すべてに書き込むこと。 側面の垂直線で6mm板の上面、下面がピッタリ繋がっているでしょうか…

製図のポイント

クルマの資料が集まったら、実物大(1‿対1)で製図します。 自分は製図ソフトが使えないので「手書き」にて。 用紙は、カレンダーの裏紙も可ですが、A4レポート用紙タイプの「方眼紙」が 使いやすいと思います。(切り離してコピー等しやすい為。) 「全幅…

この順序で進めて行きます。

作る!と決まれば今後の工程を整理しておきましょう。 個別の工程で詳細は説明します。まず「全体の流れ」を掴んで下さい。 ①車種の選定(めぼしいモチーフがなければ、全くのオリジナルもOK) ②車の資料集め ・・・ネットで「車種名 SPEC BLUEPRINT」と検…

道具、これだけあれば始められます。

工作を始める為に、最小限必要な道具とはどんなものでしょうか? 工作関連の本では、電動のこ、リューター 、ドリルスタンド、エアブラシ等を 「既に持っている」前提で書かれているものが多くて驚きます。 「何を作るか」で必要な道具は、ある程度決まりま…

あこがれの名車を作ってみよう!

あなたの憧れの1台を「よく走るミニカー」に してみましょう。 簡単な構造ながら、動く工作の基本が学べます。 手の届かない名車、昔欲しかったスポーツカー、泣く泣く手放した 思い出の1台など、自由に選んで下さい。 国産車ならベレット、ハコスカ、2000…