塗装①その前に
塗装に取りかかる前に、アクリル絵の具について説明します。
使い方は水彩絵の具と同じ、水で薄め、伸ばして使います。ただし特性は異なります。
特性①何にでも描ける。
紙、木、金属、石ころなど吸水性が無くても、大抵のものに描けます。
特性②乾くと耐水性となる。
一度乾くと、水で流れたり、にじんだりしません。この特性を言いかえれば
「乾けば、コーティング剤になる」です。水に弱い粘土細工を、守ってくれます。
※服や体に付いた場合は、乾く前に水洗いしましょう。
特性③不透明絵の具(アクリルガッシュ)のメリット。
下地の色を気にせず(あまり影響を受けず)、重ね塗りができます。ここが通常の
水彩絵具と大きく異なります。失敗しても、乾いてからの重ね塗りで修正が可能です。
今回の粘土工作に重ね合わせて、解釈するとこうなります。
「まずは塗り残しのない様、全面をアクリル絵の具で覆いましょう。順序でいえば
①奥まった所(フロントグリルなど)②2番目に塗り面積の広い所(窓など)
③最も塗り面積が広い所(ボディー)・・・と、なります。
はみ出しても気にせず、重ね塗りして修正しましょう。」と言うことです。
次の項で、実例を使った説明に入ります。