残った粘土をどうするか?③
すると、こうなりました。
粘土が付くと、何となく生き物っぽい感じがしてきますね。
巻き付けた粘土を、じわりと均等に握って定着させます。この後、カモノハシの
特徴であるくちばしや、手足を付けていきます。
まず大雑把な形を作り、乾燥後の加工が必要な部分は、余分に粘土を付けて
おきます。1~2日乾燥させると、何箇所か「ひび割れ」が生じますが、指でその部分を
優しく押さえて隙間をつぶせば、改善できます。
石粉粘土の場合、細かい部分の造形は、乾燥してから彫刻等で削ってもよいのです。
上の写真でも、手足などはまだ、ざっくりとした塊にしてあります。
ほぼ乾いたら目の位置を決め、キリで穴を開けます。少し水を足して軟らかくした
粘土を詰め、目玉を押しこみます。多少、粘土がはみ出すくらいでOK。
ただし目玉周辺は、サンドペーパーが使いにくいので、半乾きのうちに修正します。
目玉には「オニキス」を使いました。動物人形の目としてはメジャーなもの。
石の専門店で何サイズかを買って、実物あわせで決定します。
手芸屋さんのビーズ細工コーナーでも購入できます。糸を通す穴が開いているので、
それが正面にならない様、注意して固定します。
細部を彫刻等などで削り出し、やり過ぎれば肉盛りして理想のかたちに仕上げます。
肉盛りしたい部分は、少し水で濡らしてから作業します。